自転車事故も立派な事故!

【ご相談内容】

3歳児の母です。そろそろ子供に自転車を買い与えようと思っていますが、子供が事故を起こしてしまったときに賠償しなければ行けない金額が高額になってきていると聞きました。具体的には、賠償金はどのくらいになるのでしょうか?

Q 自転車ってそんなに難しい運転技術は要らないし、気軽に乗れる乗り物だから、結構、周りからみると、危ない運転をしちゃいがちですよね!?

A 子供の頃を思い出してみても、運転に“ 慣れ ”が出てくると、いつもの通学路だからとか、よく知っている道だからということで、車が来ないのがわかってるから思いっきりスピード出してみたいとか、夜でも無灯火でいいやとか、その方が格好イイとか、特に男の子だとちょっと悪ぶって蛇行運転してみたり・・・(笑)

Q 「そういう不注意が思わぬ事故になるんだよ 」って教えてあげる必要がありますね。

さて、賠償額はどのくらい高額なの?というご質問ですが。

A 事案によって、つまりケガの程度によって変わってきますので、自転車事故だから高額ということではありません。

ただ、他方で、ケガの原因が、ナイフで傷つけられようと、車に追突されようと、自転車にぶつけられようと、“ 人がケガをした ”という結果が同じであることには変わりませんので、ざっくりいえば、賠償金額は同じような金額になる可能性は十分あります。つまり、自転車事故だから低い金額で済むとは限らないわけです。

ちなみに、ちょうど2年前のニュースでは、小学生が夜間に無灯火で自転車を走らせ、高齢のお婆ちゃんと衝突して、お婆ちゃんの意識が戻らなくなってしまったケースにおいて、1億円近い賠償金になったことが大きく報道されました。自転車事故の結果、負傷者を “ 死亡させた ” とか、“ 大きな後遺障害を与えてしまった ” ケースでは、5千万円近い賠償金となることも結構多いんです。

Q そういうニュースが流れたことで、自転車保険の加入というのが注目されたんですよね?

A 【自転車保険】という自転車事故プロパーの保険であったり、【個人賠償責任保険】などの他人に対する損害賠償金を支払ってくれる責任保険の見直しが勧められているわけです。

その上で気をつけておきたいのは、支払われるべき保険金の額です。高額化しているご時世、子供が引き起こすどのような事故にも対応してもらうためには、支払ってくれる保険金の額の上限が “ 無制限 ”の保険内容であるのが望ましいですね。

文責 弁護士 和田拓郎

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