ラジオ相談

407598_117162171735919_1849933692_n

本稿は、ラジオリスナーの皆様へ、わかりやすく法律問題を解説した放送内容を書き起こしたものですので、性質上、言葉の引用に正確性を欠く部分もありますこと、ご了承下さい。
  • 養育費と認知の関係とは?

    2015年7月15日

    【ご相談内容】

    離婚した場合に、よく慰謝料や養育費の話が出てきますよね。私には、同居中の彼との間に子どもができましたが、認知はされていません。もし、彼と今後別れることになった場合、この子どものために養育費を請求することができるでしょうか?

     

    Q その男性が、「別れたんだから、養育費は支払わないよ!」と拒絶した場合には、養育費は貰えなくなるのでしょうか?

    A 本来であれば、お二人の話し合いによって養育費のことをまとめるべきですが、話し合いがまとまらない場合には、法律に則って養育費を請求するしかありません。

    Q 具体的にはどのようにするのでしょうか?

    A 前回、相続の話の時にもお話ししたのですが、法的に養育費を請求するためには、その父親となる男性(血がつながっているという意味)と、そのお子さんとが、《法律的に親子である》と認められなければなりません。世間的に“あの二人は親子だろうね”と評価されても、法律に則って養育費を請求する場合には意味がありません。

    そこで、その父親とその子どもが、《法律的に親子である》と認めて貰うために、いわゆる「認知」という制度があるのです。

    Q 「認知」して初めて、その男性とそのお子さんが《法的に親子関係》になるんですね。 でも、一般的に、結婚した夫婦の間に生まれたお子さんの場合には、お父さんが「認知する」なんてことはないですよね?

    A 極々普通のご家庭の場合、“結婚してる夫婦の間に、めでたく子どもができたのだから、そりゃ、その男性が、その子の父親でしょうよ”という法律的な評価が与えられる。そのことによって《法律的な親子》として認められるから、「認知」というのは要らないのです。

    でも結婚していないカップルの場合ですと、いろいろな大人な事情によっては、“その男性がそのお子さんの父親だと必ずしも言えないよね”と言われてしまう“隙”ができてしまいます。だから「認知」という手続を取って下さいという話になるのです。

    Q では、仮にその男性が「認知してくれない」場合、どうすれば良いのですか?

    A 裁判手続を利用して、具体的には認知調停などの手続を使って、いわば強制的に認知してもらうことになります。

PAGETOP