衆議院解散ニュースの裏で、昨日、リベンジポルノ法(私事性的画像記録の提供被害防止法)が成立しました。
法律分野では、ある意味、今年の流行語大賞かもしれないと思うほど、紙面上で取上げられましたね。
本来なら、わいせつ罪、名誉毀損罪、民事上の責任という形で対応も可能であるわけですが、
これをわざわざ法律として定めるということは、それだけ、規範意識(モラル・マナー・物事の是非分別)が無い行為者が増えてきたということです。
もちろんこのリベンジポルノ法は、被害者の迅速且つより実効的な救済を実現するという意義もあります。
世間のモラルの低下が著しいと叫ばれる昨今、法律で定めなければならない程にまで(法律という形で教えてあげなければならない程にまで)、そういう事例が増えたことでしょうね。
文責 弁護士 和田拓郎